天草市有明町。 その昔、天草上島の中央にある老岳の御神石となるための過酷なレースがあったとか無かったとか。 むかしむかし、須子の海岸に大きな石と小さな石があり、その石は神様でした。 老岳山頂まで飛んでいけた方が老岳の神様になるというレースの結果、大きな石はその巨体のため高く飛べず、途中「かんねかずら」に引っかかり、大浦の山中に落ちてしまわれたそうです。 その場所は有明町大浦にある砂防ダムの手前の小道を分け入った場所にあります。 落ちてしまわれた巨石は今もその場所にあり、天草の方言で、ちっとも動かない様を「びっくん(びくん)ともせん」ともいうためか「びっくん石」と言われている。
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