仏木坂は天草市本町の東向寺付近から苓北へ抜ける農面道路のちょうど峠付近にあり案内板も設置されている。 天正17年、加藤清正は天草志岐城を攻めた時、志岐城の木山弾正と一騎打ち。 下に組み敷かれ危機一髪の清正。 そこに駆けつけた弾正の部下。 黄昏時も過ぎ視界もきかない。 「殿はいずこ?」との問いに下の清正が「下だ!」と叫ぶ。 その部下は組み敷かれているのが弾正と思いこみ、組み伏せていた弾正を槍で突き殺してしまった。 弾正の無念は想像を絶する。 その無念のためなのか仏木坂から100mほど苓北方面へ行った坂で車のギアをニュートラルにすると思っていた方向とは逆に車が動くという不思議体験が出来るスポットがあり、その坂は「木山弾正無念坂」と言われている。
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